

このプロジェクトでは、参加頂く方から健康や生活習慣のデータ、さらに血液や便(サンプル)から得られる分析 データとそのサンプルを集めていきます。私たちはそれを長期間にわたり繰り返し記録・保管することで、将来、病気を 予測したり、治療法を改良したりするための研究の基礎データを作ることを目指しています。このデータやサンプルは、今後の医学や科学の研究を支える土台として活用されます。




● 病気や病状の予測(リスク評価)ツールの開発
● 早期診断・予防ツール、リスク層別化バイオマーカーの発見とアルゴリズムの開発
● 疾病分類ツールの開発
● 診断、予防、個別化治療のための個別化医療アプローチの開発
● 健康と疾病に関連する腸内細菌の特定
● 健康と病気に関連する環境要因と生活習慣要因の特定
このプロジェクトは、下記のような発見につながると考えています。
ご希望の参加日時に予約できなかった方、または将来的に参加を検討されている方は、こちらから待機リストにご登録ください。予約枠が空き次第ご連絡いたします。


プロジェクトの内容・期間について
プロジェクトの目的について


このプロジェクトでは、40歳~69歳の参加基準を満たしている方を対象に、最長25年間にわたり健康関連データと生体サンプルの収集、解析ならびに集積を行うことを目的としています。
ご参加いただける方の条件


(1) 事前スクリーニング時点で40~69歳の方
(2) 参加期間中SBS静岡健康増進センターに来院頂くことが可能であり、計測や生体サンプルの収 集等、このプロジェクトで予定している検査や計測、調査に協力いただける方
(3) 参加頂く意思があり、同意書に署名頂ける方
(4) スマートフォンを所有し、使用することができる方
以下の項目に1つでも該当する方はご参加いただけません


(1) 妊娠中、または出産または妊娠の終了後2か月以内の方
(2) 慢性または急性肝炎に罹ったことのある方
(3) HIV感染、B型、C型肝炎ウイルスの感染歴のある方
(4) 症状が安定していない疾患や症状がある(治療しているにも関わらず、症状や臨
床検査値などが安定していない)方 など
※その他にも条件があります。詳しくは担当医師にご確認ください。
実施予定期間と参加予定者数


2025年から開始し、1000名以上の参加を予定しています。このプロジェクトに参加いただいた場合、あなたの参加期間は最初の来所検査を受けた年から最長25年間です。参加期間中2年に1回来院検査を受けていただきます。

プロジェクトの方法および観察・検査スケジュール
※詳細は同意取得時に説明がございます


スケジュール
プロジェクト計画に変更が生じた場合のみ、変更点のご案内の上、あなたの自由意志の下、再同意を
お願いしています
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プロジェクト参加中に行うこと

来院検査

身体測定、血圧、握力、心電図、前腕骨密度、足関節上腕血圧比、肝エコー、頸動脈エコー、眼底検査、音声、採血、対面インタビュー
※所要時間は合計3時間程度の見込み

在宅検査

・持続血糖モニター(CGM)の装着による血糖値の記録
・ウェアラブルデバイス(体に装着し自動的に状態を記録する機器)による睡眠の記録
・プロジェクト用のスマートフォンアプリへの入力で服薬、運動、睡眠、食事について記録
(来院から14日間)

再来院検査(来院検査から2週間後)

採血および便、尿のサンプルやデバイスの回収
※所要時間は合計1時間程度の見込み

質問票調査

本プロジェクトの専用ポータルサイト(webサイト)から回答
※回答時間は合計1間程度の見込み


プロジェクト参加により
予想される
メリットと負担


予想されるメリット
定期的に検査結果を受け取ることによりあなたの健康状態の変化について知ることができます。また、このプロジェクトでは、あなたからご提供いただいた生体サンプルや情報を大切に保管し、将来の研究に役立てることで、今後の医療の進歩に貢献することが期待されています。

想定される負担
● 採血時に針を刺す痛み、また刺した部分の血管の
損傷により皮下出血が生じることがあります。
● 持続グルコースモニターのセンサーの装着部周辺
のわずかな痛みや不快感、パッチによる痒みや発
赤などの皮膚症状が生じる可能性があります。
● 骨密度の測定には非常に低線量ですが、ごく微量
のX線の被ばくを伴います。
● このプロジェクトへの参加により、以下の時間的
拘束による負担が生じます。
来院時検査(約3時間程度)在宅検査(2週間の食事や運動、睡眠時間の記録)、再来院時検査(約1時間程度)、質問票調査(2時間程度)

各項目の詳細については、担当医師にご確認ください。

よくあるご質問
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Q.どのような調査がいつ、どこで行われますか?A.2025年から合計1000名以上(予定)の方を対象に血液や便サンプルから得られる分析データ、各種測定データや生活習慣に関する情報をご提供いただきます。 2年に一度の各測定、生体サンプル収集は「SBS静岡健康増進センター」で行われます。毎日の健康状態についてはお渡しするウェアラブルデバイス(体に装着し自動的に状態を記録する機器)やスマートフォンのアプリで2週間に渡り記録いただきます。
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Q.どのような結果を受け取ることができますか?A.プロジェクトに継続的にご協力いただくことで2年に一度、以下のような検査結果を受け取ることができます。ただし内容は変更する可能性がございます。 • 血液検査、便潜血、尿一般の検査結果 • 各計測の結果(身長、体重、胴囲、腰囲、頚部周囲径、握力等) • 各画像検査の生データ(肝臓、頸動脈エコー、心電図、ABI) • 一部の画像検査の結果報告 • 各デバイスのデータ(睡眠、活動量、食事記録等) • 持続血糖モニター(血糖値の推移) • 食事と持続血糖モニターの関係性レポート • 腸内細菌叢の基本情報と参加者自身の分布状況レポート ※ABI: ABI(足関節上腕血圧比)検査は、上腕と足首の血圧を測定して動脈の狭窄や閉塞を評価する検査です。動脈硬化の程度や早期血管障害を検出することができます。
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Q.参加者の方から提供された情報や血液等はどのように使われますか?A.あなたから提供された情報や血液等の生体サンプルは、今後の医学や科学の研究を支える研究機関・研究者や企業に共有されます。全ての生体サンプルはあなたのものとわからない状態で収集され、様々な研究に役立てられます。
その他のご質問
プロジェクトへの参加の自由と
同意撤回の自由について
プライバシーの保護


このプロジェクトへの参加はあなたの自由です。ご家族と相談するなど十分 に考えたうえ、このプロジェクトに参加するかどうかをあなた自身の自由な意思で決めてください。もしお断りになっても、不利な扱いを
受けることは決してありません。このプロジェクトへの参加を取り消したい場合には、いつでもお伝えください。あなたのデータの利用を速やかに停止するとともに、あなたの本プロジェクトへの参加を取り消します。

プライバシーは保たれ、あなたのお名前などの個人情報が公表されることはありません。その他提供頂く情報については、全て符号化され登録いただいた氏名な
どの個人情報は含まれない形で、国内に保管されているクラウド型データプラットフォームで管理されます。
プロジェクトに関する費用について
プロジェクトの保護に関する情報公開
および資料閲覧方法

あなたがこのプロジェクトに参加した場 合、プロジェクトに協力いただいた謝礼として1回の来院あたり、3,000円をお支払いします。このプロジェクトで実施
する計測や検査、提供頂く情報や生体サンプルの収集について、あなたの費用負担はありません。

あなたからご提供頂 いた情報や生体サンプルの利活用についての情報は、フェノエーアイ・ジャパンが運営する本プロジェクトウェブサイト上で可能な範囲で公
開します。また、フェノエーアイ・ジャパンは、このプロジェクトの計画を今後National Institute of Health(NIH)の臨床研究データベースに登録、公表予定です。研究計画の変更や研究の進捗状況についても適宜更新します。あなたはこの研究データベースよりこのプロジェクトの内容を閲覧することができます。

ご希望の参加日時に予約できなかった方、または将来的に参加を検討されている方は、こちらから待機リストにご登録ください。予約枠が空き次第ご連絡いたします。
